vol.85 日大櫻ヶ丘、日大鶴ケ丘など都内にある日本大学の附属高校 入試動向

 

最近「日本大学の附属高校」に関するお問い合わせを受けることが多くなってきました。
結論から言いますと、

「千葉県・茨城県にある日大附属校の入試には影響なし。東京都内の日大附属校は日大第一・日大第三を除き、受験者数が減少。」

というのが2022年度入試の状況でした。

東京都内にある日本大学附属校の2022年度受験者数推移は次の通りです。

※数値は[2021年度受験者数→2022年度受験者数]

 

◎ 東京都内にある日本大学附属高校
2022年度入試受験者推移

入試区分 2021年度受験者数 2022年度
受験者数
日本大学第一 推薦入試 89 70
一般入試 136 174
日本大学第二 推薦入試 133 108
一般入試 376 360
日本大学第三 推薦入試 82 82
一般入試 76 110
日本大学櫻ヶ丘 推薦入試 379 273
一般入試 931 764
日本大学鶴ケ丘 推薦入試 279 217
一般入試 490 372
日本大学豊山
(男子校)
推薦入試 431 250
一般入試 417 276
日本大学豊山女子 推薦入試 293 191
一般入試 81 82
目黒日本大学 推薦入試 223 170
一般入試 456 240

受験者数が減少している高校は、昨年の不祥事が影響したというよりも、前年度入試倍率の急上昇や推薦入試の実施方法変更(例 日大豊山女子の推薦入試が「面接のみ」から「3科適性検査」に変更)等が原因と考えられます。
2022年度入試では受験者数が減り過ぎた感があります。こうなると都内の受験生は「チャンスだ!」と考えて動くでしょう。

というわけで、2023年度入試では2021年度入試並みの受験者数に回復するだろうと、菊地は見ています。