ごあいさつ

今、学校のあり方さらには日本における教育そのものが根本から変わりつつあります。

学校や塾においてオンライン授業が当たり前に行われるようになりました。
さらにそう遠くないうちに、人工知能(AI)が教育現場において急速に「当たり前の存在」になります。AIが生徒個々の学習履歴や理解度などの「スタディログ」を蓄積していくことで、その生徒の弱点分野を把握し的確な学習メニューを提示する。これが文部科学省や経済産業省が掲げた教育政策の中で、何度も使われている「学びの個別最適化」です。

つまり、明治以降つづいてきた、教師の発問や板書が中心となる「大人数一斉授業」で学ぶ時代が終わろうとしているわけです。国語や数学、英語といった各教科の授業を、学力も理解スピードも異なる子どもたちが一緒に受けることが今後なくなっていくのです。

これは同時に、学習塾のあり方や、子どもが塾に通う意義さえも変えようとしています。

中学校の定期テストの内容は未だに、重要語句や単語構文、定理や法則など暗記で済んでしまう知識を「どれぐらい覚えているか?」を問う問題が大半です。
そういった基本知識の習得や基礎的な計算トレーニングについては、タブレット上でAIが生徒個々のスタディログを踏まえたプログラムを組んでくれるようになります。その的確なプログラムに沿って家庭学習を進めれば、基礎学力は十分身につくでしょう。従来のような「中学校の定期テストのためだけに塾へ通う」必要が近い将来なくなるかもしれません。つまり、塾頼みにせずに「家庭学習の質をいかに高めていくか?」がより一層大切になっていくわけです。

このように学び方において大きな変化がもたらされることに期待する一方で、不安を抱えている方も少なくありません。学びそのものに対する子どものモチベーションを上げることや、子どもさらにはお父様お母様の価値観・教育観にフィットした「偏差値にしばられない正しい学校選び」を支え導いてくれる存在が、より不可欠な時代となります。

特に中学校・高校選びにおいては、大学合格実績だけを見るのではなく「この高校に我が子が進学したら、興味のある学問と出会い、それを深く学ぶ環境が整っているか?」がこれからは最も大切な基準になります。
中高6年間は単なる大学受験のための時間ではなく「その後の人生をかけて学び続ける学問との出会いの場」であり「社会人国際人としての教養を磨き養う場」へと進化しつつあるからです。

このようにお子様を取りまく教育環境が大きく変化している今、中学・高校・大学選びや学びにおいて、皆様さらにはお子様を正しく導いてくれる存在、つまりファシリテーター的存在が大切であると考えます。誰も経験したことのないような日本教育における大激動の今、ICP(イデアル・コーチング・フィロソフィー)では、中学生のお子様、そして保護者の皆様を全力でサポートしてまいります。

これまで高校受験の名門である塾クセジュにおいて4000名を超える生徒を高校受験指導してきた経験と、年間100校を超える国立私立高校訪問によって培ってきた最新入試情報を駆使し、1対1の対話形式で実施する学習コーチとして中学生のお子様を、高校受験コンサルタントとして保護者の皆様を、それぞれ支えてまいります。

塾クセジュ ICP 責任者
学習コーチ・受験コンサルタント 菊地 健哲

 

菊地 健哲 プロフィール「高校受験の名門」とも呼ばれる塾クセジュ(千葉県の東葛飾地域に現在6教室展開)で、小学部主任・江戸川台教室長(2期)・松葉教室長を歴任。その後10年以上にわたり、クセジュ全教室 中3学年責任者として高校受験指導をけん引。2020年3月末にクセジュを退職。
2020年6月 株式会社イデアルにて高校受験コンサルタントとして新たに始動。年間100校を超える国私立高校に自ら訪れ、自分の目と耳で入手した豊富な高校情報と4000名の高校受験指導経験を活かし、小学生中学生のお子様がいらっしゃるお父様お母様のサポートに広く関わる。無料小冊子『高校受験が5分でわかる本1』『高校受験が5分でわかる本2』『高校受験が5分でわかる本3』を執筆(右写真)。首都圏だけでなく海外日本人学校でも大好評だった。
2021年3月、小中学生を対象に個別学習コーチングを始動。1対1の対話を通して、オーダーメードの家庭学習メニューの提案や志望校選び、入試対策勉強などあらゆる角度からお子様をサポート。国内外の会員から「菊地先生の学習コーチングを通して、学力が身についただけでなく、子どもが主体的に勉強と向き合うようになった!」と絶大な支持を得ている。
2023年5月、株式会社イデアルは塾クセジュと合併。クセジュICP(イデアル・コーチング・フィロソフィー)部門責任者として、イデアルにて確立した個別学習コーチングにさらに磨きをかけ広く展開していく。