vol.8 高校受験生の素朴なギモン 中央大学の附属高校4校って、みんな同じなの?

 

高校受験生の素朴なギモン
中央大学の附属高校4校って、みんな同じなの?
~ 私立大学の附属高校 独断と偏見で検証♪ ~

 

私立大学の附属高校を第一志望校にする生徒が増加しています。

千葉県公立№3である東葛飾高校の高3生が日本大学に現役合格するのは何%か知っていますか?
―答えはおよそ60%です。

土浦日本大学高校の説明会でよく耳にする言葉です。

○ 東京都立新宿高校
○ 市立浦和高校
○ 埼玉県立川越高校
○ 茨城県立竹園高校

これら4校と同じレベルである東葛飾高校の生徒が日本大学に60%しか現役合格しない。

もちろん、この数字を鵜呑みにしない方が良いです。東葛飾高校をはじめとする上位校の生徒は、私立大学だと早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学以外は受験しない…ということが多々あります。

ですから、東葛飾高校の生徒全員が受けた結果の60%ではないわけです。
それを踏まえても、大学入試は今とても厳しい状況であることはイメージできるかと思います。

都立新宿高校や、茨城で人気急上昇中の竹園高校、さらには市立浦和高校などの公立トップ校に進学したら、早稲田大学や慶応大学には進学できるだろうと思ってしまいますよね。
でも早慶に現役合格できるのは、10~15%の生徒だけです。

そんなに大学入試が厳しいのであれば、附属高校から入っておいた方が良い。
そう考える高校受験生や保護者の方が増えているのはある意味、当然と言えるでしょう。

だからと言って、私立大学の附属高校ならどこでも良いという考え方は危険です。
附属高校であっても、芝浦工大柏高校や専修大学松戸高校など大学受験を重視する学校があります。

また「附属の大学に行けるんだから、高校生活は遊ぶぞ~!」と思って入学してみたら、課題やレポートが山ほど出る…という高校もたくさんあります。

早稲田大学本庄高等学院は在校生の話だと、本当にレポートやテストが多くて大変だそうです。

さらに高校受験生を悩ませるのが「同じ私立大学の附属高校であっても、それぞれの校風が違う!」ということです。
そこで今回は、中央大学の附属高校4校を例に挙げて説明しましょう。

 

○ 中央大学高等学校

(1学年定員120名 ※附属中学校なし)

https://www.cu-hs.chuo-u.ac.jp/

👉1学年120名と少人数で、アットホームな雰囲気が◎♪
都心にありアクセスが最も良いのが、中央大学高校。東京ドームが徒歩圏内にあります。
校舎は中央大学理工学部のキャンパス内にあります。
「校庭がない」という施設上の理由から「昼間定時制」をとっているため、朝は9時20分までに入室すればOK(授業終了時間は15時50分)。
定時制というカテゴリではありますが、普通の高校と何も変わりません。大学内にある教室で授業を受けたり、大学のカフェテリアも使用して良いそうで、気分は大学生ですね。
学校の雰囲気はアメリカンスクールっぽいです。教室のレイアウトがそう思わせるのかもしれない。たいていの高校は縦長に座席が配置されるのですが、中央大学高校は「横長」の配置です。
ですから生徒の座席から先生までの距離がとても近く感じます。
何気ないそういった工夫が、生徒と先生の距離を縮めるのかもしれません。

 

○ 中央大学杉並高等学校

(1学年定員300名 ※附属中学校なし)

http://www.chusugi.jp/

👉緑豊かな環境の中にある上品な附属校。中央大学の附属4校の中で最も偏差値が高いのがこの中央大学杉並高校です。
中央線の荻窪駅からバスで5分。偏差値を見るとかなりの難関校ではありますが、先生方も生徒たちも良い意味でのんびりしています。
どことなく、筑波大学附属高校や東京学芸大学附属高校の雰囲気に似ているかもしれません。

 

○ 中央大学附属中学校・高等学校

(1学年定員350名 ※そのうち高校募集200名)

http://chu-fu.ed.jp/

👉人気急上昇中!制服がなく、自由を求めるならココ♪
中央大学附属高校には制服がありません!また校舎もとても綺麗で、高校というより大学のようなキャンパスライフを送ることができます。
中央大学杉並高校のある先生に、中央大学附属高校のイメージを聞くと「とにかく自由!良い意味でも悪い意味でも(笑)」と言っていました。まさに自由を求める生徒にとっては最高の環境かもしれませんね。武蔵小金井駅からバスで10分です。

 

○ 中央大学附属横浜中学校・高等学校

(1学年定員300名 ※そのうち高校募集100名)

http://yokohama-js.chuo-u.ac.jp/

👉中央大学進学率75%程度…謎の附属校?
ルーツをたどると、この学校は2009年まで横浜山手女子高校でした。
2010年に中央大学の傘下に入り「中央大学横浜山手女子高校」となり、中央大学の附属高校になります。
そして2013年に港北ニュータウンに移転することを機に「中央大学附属横浜高校」に改称して今に至ります。
こういった背景もあってか、中大横浜高校は他3校に比べて他大学受験する生徒が圧倒的に多いです。

 

◎ 中央大学附属校4校の特典

大学進学については、4校に共通する特典があります。
「中央大学へ進学する権利を持って他大受験できる」というものです。ただ実際にこのシステムを活用して大学受験をするのは、中央大学附属横浜高校の生徒ぐらい。
ほとんどの生徒は中央大学に進学しているのが実情です。
中央大学へ進学する権利を持った状態で

①国公立大学

②進学する権利を保有している中央大学の同じ学部ではない私立大学

(例 中央大学法学部への進学する権利を持つ生徒は他私立大学法学部の受験はNG)

上記①②の条件に合致する他大学の入試にチャレンジすることができます。

 

今回は中央大学の附属高校4校についてお話しました。
このような附属高校の違いは、早稲田大学や慶応大学をはじめとする様々な私立大学附属高校でも見受けられます。
偏差値や大学合格実績だけではなく、それぞれの高校が持っている校風や雰囲気もしっかりリサーチしておくと安心です。

ではまた!