6月に入り、各都道府県の中学校は授業を再開しました。
まだ分散登校や短縮授業など、まだまだ本格的な再開とは言えないかもしれませんが、それでも学校に通い友人や先生と一緒の空間で過ごすことができる。本当に良かったなと思います。
ただし、受験生である中3の皆さんは高校入試に向けてスタートを切る時期になりました。
スタートを切る…と言ってもただ闇雲に勉強をやれ!というわけではありません。
2021年1月に私立高校入試から現中3生の入試本番が始まります。
1月…というとまだ先にも思えてしまいますが受験までのスケジュールを逆算するとこんな感じです。
7カ月後に私立高校から入試本番が始まります。
6カ月後には入学願書を書き始めます。
5ヶ月後には受験校を決定し中学校の先生に伝えます。
4ヶ月後には受験する高校について話し合う中学校3者面談があります。
10月初旬には受験する高校プランができている。これが理想です。
とは言っても、今年だけはそんな簡単に決めることができません。新型コロナウィルスの影響で、各高校が主催する説明会が一切行われていないからです。
ようやくオンライン説明会が始まった高校もあります。
でも正直に言ってしまうと、
高校は実際に行って自分の目で見ないとわからない!
です。
高校の先生が話す教育方針等も大切ですが、やっぱり大切なことは
「その高校の空気が自分に合うか?」ですから。
ちなみに、ここまでの各高校の動向を見ていると、どうも実際に高校に行って見学して説明会に参加できるようになるのは9月に入ってから。
つまり9月と10月の2ヶ月で、気になる高校をグルグルまわり、受験する高校を決定しなくてはいけないわけです。
こんなにタイトなスケジュールの高校受験は過去に例がありませんが、それは全国の中3生みんなが同じ条件です。そこは気にしないようにしましょう。
とここまで前置きがとても長くなってしまいましたが2021年度高校入試で高校受験コンサルタント菊地が注目する高校を今回は2つだけご紹介します。
気になったら、まず高校HPをチェックしてみてくださいね。
〇 今年で高校受験は最後!豊島岡女子学園高校
私の教え子も数年前までは毎年、豊島岡女子に進学していました。宿題が本当に多く出るそうで、進学したどの生徒もメチャクチャ勉強していたように思います。
そのおかげで、どの教え子も早稲田大学や慶應義塾大学、さらには国立大学に現役合格していましたが。その豊島岡女子も今年の中3で高校入試は終了となります。
こういったトップ校が高校入試をやめるのが、ここ数年ブームになっていますが…菊地個人としては、高校から入学する生徒がいた方が高校にとっては色々なプラスもあると思うのですがね。
2021年度入試の変更点として、推薦入試における中学校の成績基準がなくなりました。
つまり中学校の成績に関係なく、豊島岡女子を第一志望に考える生徒は受験が可能になります。
村田女子高校が2021年4月から広尾学園小石川高校に生まれ変わります。女子校から共学校になります。
数年前に広尾学園と村田女子高校は提携関係になり、ついに!という感じですね。
広尾学園は私も何度か学校説明会に参加したことがありますが、これからの日本にとってまさに理想と言える教育を行っている高校の1つであると菊地は思います。
その広尾学園が新たに作る広尾学園小石川高校。
村田女子高校は偏差値が50前後という学校でしたが、はたして2021年度入試ではどれぐらい偏差値が上がるのかまったく読めませんが、菊地が今最も注目している高校です。
今回はこの2校だけ挙げました。
豊島岡女子学園高校はここで私が注目しなくても、十分注目されている学校ですが(汗)次回以降も2021年度高校入試における菊地注目の高校を紹介していきます。