vol.22 令和3年度茨城県公立高校入試 千葉県民でも、この2校に注目!

 

前回ブログでは、令和3年度千葉県公立高校入試の出題範囲(除外範囲)について、お話しました。「公立高校入試でどの範囲まで試験に出すか?」は今年度に限り、各都道府県に任されており、出題範囲はそれぞれ異なります。

 

タイプは3つに分類できます。

 

①  5教科すべてにおいて出題範囲を大幅に削減

東京都・神奈川県・埼玉県・北海道・大阪府・新潟県・長野県など

②  数学・理科・社会など一部教科に限定して出題範囲を削減

千葉県・山梨県・栃木県・奈良県など

③  除外範囲なし

茨城県・愛知県・静岡県など

 

茨城県教育委員会がホームページで公表した出題範囲に関する通知(PDF・リンク)

 

注目したいのは③に挙げた茨城県・愛知県・静岡県など、「除外範囲なし」と宣言した県です。もちろん、受験生のみなさんは「え~全部出るの~!?」と悲しんでいるかもしれません。でも、私はこの決断をした各県を評価したいと思います。もちろん教育課程の再編を行って、卒業までに全範囲の学習が終了するという目処が立ったからだとは思いますが…今回の決定が、中学生に対して「コロナに負けず、しっかり勉強しなさい!」という強いメッセージにも私は感じるからです。

 

この3県の中でも、私が住む千葉県に最も近いのが茨城県です。

茨城県公立高校は大学合格実績、とりわけ国公立大学の合格実績が大変すぐれている学校が多めです。土浦第一高校・水戸第一高校という両トップ校は全国屈指の進学校としても有名ですよね。

そんな茨城県公立高校の中で、みなさんに注目していただきたいのは、竹園高校と牛久栄進高校です。

この2校はここ数年で大学合格実績が著しく良くなっています。

竹園高校は、つくばエクスプレスのつくば駅(南流山駅から通勤快速で26分)からバスに乗り7分で到着します。

牛久栄進高校は、常磐線ひたち野うしく駅(柏駅から32分)から自転車で7分という立地です。

この2校は千葉県からのアクセスも比較的良いので、千葉県内に住んでいて公立高校を志望しているという方は、この2校も選択肢に入れてみることをオススメします。

 

同じ公立高校でありながら、千葉県と茨城県では校風や雰囲気が大きく異なります。その違いを理解した上で、公立高校を目指すみなさんには志望校を決定したもらいたいと思います。