たくさんの公立高校・私立高校が一同に介し、それぞれブースを作り、そこに受験生や保護者の方が行って高校の先生のお話を聞くというものです。
今年はなかなか高校見学ができないという状況もあって、大変な混雑のようですね。
しかも入場制限がかなり厳しく設定されているようです。
８月２日に柏の葉カンファレンスセンターで開催されたフェアに行ったお母様から、
「早めに行ったんですが、入場制限で入れませんでした…。」という悲しいご報告をいただきました。
おそらくこのブログをご覧になっている方の中にも、
「そうなの！私も入場できなかったのよ～！どうしよう…。」
と不安を感じている受験生のお母様お父様もいらっしゃると思います。
でも、大丈夫です。そんなに不安になる必要はゼロです。
こういったフェアはもちろん「一度にたくさんの公立高校・私立高校のパンフレットをもらえる」というメリットはあります。でも高校受験のプロから言わせてもらうと、それだけです。確かに、志望しようか悩んでいる高校の先生に、直接話をすることができるというメリットもありますが。
あくまで私個人の意見ですが…
８月末に向けて全国各地でこのような「進学フェア」が開催されますが、開始時刻の２時間前３時間前から並んで…まではしないで良いでしょう。熱中症になるリスクもありますし、そもそもその２～３時間は勉強時間に費やした方が良いですから。
おそらく７月末から８月にかけて実施された中学校の３者面談で、学校の先生から「進学フェアに参加して、高校の情報を集めないとダメですよ！」と言われた方も少なくないでしょう。もしかすると、中学校からの宿題として「８月末までに〇校の高校説明会に参加するように」と言われたかもしれませんね。
高校選びの決め手。それは「学校の空気」です。
受験生自身が実際に志望する高校に行って、その高校の空気を吸ってみる。在校生の様子や部活動を自分の目で見てみる。そこで直感的に「あぁ、この学校は自分にピッタリかも！」と思ったら、それで志望校決定です。おそらく９月以降になれば、各高校主催の説明会が本格的に始まります。ようやく高校の中に入れるようになるはずです。
ですから、９月までは志望校を完全に絞りこもうと焦るのではなく、なんとなく４～５校程度をリストアップしておくだけで十分です。
あと、高校の情報をご家庭で入手する方法もあります。
もちろん各高校のホームページを見ることも有効ですが、最近ではYouTubeに高校紹介動画をアップしている学校が増えてきました。ですから、各高校のHPに動画がない場合はYouTubeにて気になる高校を検索してみてください。
そして、さらに気になるのが私立高校の単願推薦・併願推薦の基準。
ざっくり言ってしまうと、中学校の通知表が５科もしくは９科で「オール４平均」あれば、かなり心強いですね。しかも今年は特例で、中学２年生の３学期もしくは後期の通知表も、推薦基準として使えます！という私立高校もあります。
「え？オール４平均？そんなに中学校の通知表は良くないよ…」
という人もいるでしょう。私立高校の中には中学校の通知表がオール４平均なくてもOKという学校もあります。
例えば、教師学部で有名な秀明大学の附属高校である秀明八千代高校。
※2021年度入試の基準はまだ発表されていないため、2020年度入試の基準
①単願推薦基準
特進：5科18 国際＆文理：５科15 or 9科26 総合：5科13 or 9科23
②併願推薦基準
特進：5科20 国際＆文理：５科17 or 9科28 総合：5科15 or 9科27
さらには、我孫子二階堂高校もあります。
【進学コース】単願Ａ推薦：5科13以上かつ9科27以上
単願Ａ推薦学業特待：34以上または5科19以上
併願推薦：５科15以上かつ9科29以上
【総合コース】単願Ａ推薦：9科24以上 併願推薦：9科27以上
です。さらにどの私立高校も英検・漢検・数検で加点１点など、加点対象が設定されています。
受験を考えている高校の募集要項をしっかりチェックしましょう。
最後にちょっとだけ宣伝です。
会員制メールマガジンを今週から開始し、第１号を会員の皆様に配信しました。
第１号は『改訂された就学支援金と注意したいこと』というテーマで、受験生のお父様お母様が気にしているけど、誰も説明してくれないお金の話をしました。早速、会員の方から「聞きづらいけど、親としてはとても気になる高校入学後のリアルなお金の話がとても良かったです！」と感想をいただきました。これからもこの代表ブログではちょっと書きづらい「高校受験のリアル」を会員制メルマガでお話していこうと思います。
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