いやいや、本当に良い学校です。千葉県内にある多くの公立高校とは明らかに違う雰囲気でした。以前のブログでも書きましたが、私個人としては千葉県にお住まいの皆様にぜひ、竜ケ崎第一高校(Vもぎ偏差値59目安)と竹園高校(つくば市:Vもぎ偏差値63目安)を公立受験校の選択肢として検討していただきたいと思います。
さて、県立入試に向けて、各都道府県では模試がようやく実施され始めましたね。
会場受験が可能な模試もあれば、通っている塾で受験する模試、自宅受験の模試など様々ですが、受験生にとって入試そっくりの問題をテスト形式で解けるようになったことは、本当に良いことだと思います。
皆さんが受験する模試。
都立Vもぎ、北辰テスト、県立そっくり模試、茨城県統一テスト、茨城新教研テスト等々。
都県によって様々な模試があります。受験生の皆さんは「模試で何点をとれたか?」に一番興味があるかもしれませんが、私はあまり興味がありません。
むしろ、模試で不正解だった問題に興味があります。
そもそも模試をなぜ受験するのか?
もちろん、今の学力が志望校合格にどれだけ近づいているか?をはかるバロメーターとしての意味合いが強いです。でも今の学力はこれからいくらでも上がったり下がったりします。ですから、受験のプロから言わせると「現時点での模試結果はそれほど重要ではない」のです。
「10月・11月の模試はとても良い成績だったのに、12月・1月の模試では成績が急に下がった!」という受験生を毎年よく見ます。
これは、模試結果から判明した自分の弱点をしっかり改善・克服しなかったからです。
模試を受験すると個人成績票というものが送られてきます。受験生の皆さんは偏差値や点数ばかりを見てしまいますが、一番見てほしいのはそこではありません。
≪各種模試の個人成績票で見るのはココ!≫
〇 都立Vもぎ・県立そっくり模試(千葉県)
個人成績票のウラ面にある『学力分析表』
〇 北辰テスト(埼玉県)
個人成績票のウラ面にある『正答率・正答率グラフ』
模試の個人成績票のウラ面には、各教科の各問題の〇×だけでなく、絶対に落としてはいけない問題などについても詳しく記載されています。他受験者がみんな正解しているのに、あなたは不正解だったとしたら、その問題はあなたにとっての「伸びしろ」になります。その伸びしろを提示されているにも関わらず、それを放置してしまうと必ずと言っていいほど成績は下降します。
すごくシンプルに言えば、「模試で不正解だった問題は、あなたの成長の糧。その間違えた問題をしっかり理解することができれば、得点力は上がる!」ということです。受験生の皆さんはどうしても勉強を「量」で判断してしまいがちです。「今日は数学を3時間も勉強したぞ!」と自慢げに私に言ってくる生徒がよくいましたが、こういう生徒に限って成績は伸びるどころか下がります。勉強量・勉強時間ばかりを考えてしまった結果、勉強の「質=中身」をないがしろにしてしまったからです。
これからの家庭学習では、模試や学校・塾の授業で不正解だった問題を解き直して納得することと、派生する知識を再インプットすることの2つを最優先にしましょう。