vol.42 親を悩ませる「受験校の決め方」

 

公立中学校では、保護者の皆様を対象とした高校入試に関する説明会や資料が配布されているようですね。ただ資料の中身はかなり専門的な内容なので、これを受験生のお父様・お母様がご自身で理解するのは大変だろうなぁ(汗)と思いました。

 

私立高校の入試が始まるまで残り3ヶ月、公立高校の入試まで4カ月ちょっと。お子様の受験校選択や勉強方法、テストの点数の上げ方など、ご心配なことがありましたら、ぜひ高校受験コンサルタント菊地までご相談ください。

 

11月には、中学校では三者面談が行われます。この三者面談は、具体的な受験校を決める話し合いになります。もちろん、公立高校については1月中に受験する私立高校の入試結果を見て変更することは可能ですが、この三者面談までには受験校をほぼ確定しておく必要があります。

 

ただ難しいのは、「現時点での成績で受験校を決定すべきか?」ということです。もちろん、すべり止め校は、併願確約等の条件を加味した上で「絶対に受かる高校」にする必要があります。ただ、第一志望校や他の私立高校については、お子様の現在の偏差値より+5高いぐらいであれば、十分射程圏内だと思います。ですから、現時点の偏差値で受験校をすべて決めてしまうのはやめた方が良いです。

 

もちろん、受験生のお父様・お母様からすれば「確実に受かる高校をウチの子には受験させてあげたい!」と思うはずです。不合格になって大泣きする我が子を見たくない…というのは親の本音ですから。ところが、「今の偏差値でウカる高校だけを受験する」という選択を今してしまうと、合格確実と思っていた高校ですら不合格になりかねません。

 

それはなぜか。答えは簡単です。

子どもは「現時点の偏差値でウカるなら、もう勉強しなくて良くない?」と考えて、勉強を真剣にやろうと思わなくなってしまうからです。正確に言うと、勉強を本気でやろうとしても、なぜか力が入らない…という状態に陥ってしまうわけです。

 

私が指導してきた教え子の中にも、「無理をしたくないから確実に合格する高校だけを受験する」というプランを押し通した子がいました。そういった子の大半は、すべり止め校だけ何とか合格して入試を終えるという悲しい結果になります。緊張の糸が切れるというか、受験勉強をしていても、わからない問題に正面から向き合おうという気力が消えてしまう。そのような状態では、学力が向上するどころか維持することさえも難しくなるわけです。

 

ですから、安全に受かる高校だけを受験することは大変危険だと私は考えます。ただこういった受験戦略というのはとても難しく、お子様の性格なども十分考慮して決定する必要があります。塾に通われている方は、塾の先生にとことん相談すると良いでしょう。