12月になりました。
私立高校の入試が1月中旬から本格的に始まりますから、あと1ヶ月ちょっとで受験生の皆さんは入試本番に臨むことになります。塾に通っている方も多いと思いますが、この12月の家庭学習は大きなポイントとなります。1月になれば入試がドンドン始まりますから、じっくり勉強できるのは12月が実質的に最後だからです。
ただこの時期の受験生からよく聞かれるセリフは、
「復習をする時間が足りない。」
「何を勉強すればいいかわからない。」
やらなければいけない勉強が多いからこそ、優先順位がつけられず、ただ問題集を解いたり塾の宿題をやるだけで1日が終わってしまう。そういう受験生が多いのが実情です。
そこで12月はどんな勉強を自分でしておけば良いかをご説明します。
【12月の勉強法8ヶ条】
①受験する高校の過去問は週1回ペースで解く
受験する私立高校の過去問は週1回ペースで解きましょう。土曜日日曜日で過去問を1回分解いて、平日には解き直しをしたり、わからない問題を塾や学校の先生に質問する。それらすべてを1週間かけてやりましょう。
②今だからこそ、弱点分野や単元の重要知識をもう1回覚え直す
「高校受験 勉強法」とインターネットで検索すると、「この時期はとにかくアウトプットをしましょう!」とあります。もちろん問題演習を積極的に行うことは大切なのですが、知識が抜けているのにただ問題を解いたとしても、それは単なる作業になってしまいます。ですから、模試や過去問の点数がイマイチ伸び悩んでいる…という方はぜひ知識のインプットを、毎日の家庭学習時間に今こそ組み込んでください。
③5教科入試の高校を受ける場合は、中学校の休み時間は理科・社会の教科書を読む
12月ともなると「中学校の教科書?そんなの読んでいるヒマはない!」と思う方も少なくないでしょう。それは大きな間違いです。特に公立高校の入試問題は、中学校の教科書に書かれている内容から出されます。ですから原点に戻る意味でも、中学校の教科書を読むことは今だからこそ大切です。ただ教科書を読むのではありません。理科であれば実験方法やコラム、社会であれば文章ページの両サイドに載っている資料やグラフをしっかりチェックするのです。この時期ともなると、読むだけでも知識になります。皆さんの勉強に対する意識はかなり上がっていますから、以前とは集中力が異なります。ですから目にするだけで、知識が自然と頭に入ってくるわけです。というわけで、中学校の教科書を読む習慣をつけましょう。
④1教科あたりの勉強時間は30~40分程度にする&1日3教科は勉強する
寒くなってくると、なぜか眠くなりますよね。ですから1教科を1時間、2時間と勉強していると目は起きていても脳は寝てしまっている…ということが起きます。ですから、1教科の勉強時間は30~40分で区切るようにしましょう。1教科40分×3教科で120分。それを2セット繰り返すことができたら完璧です。
※ ⑤〜は12/5(土)にUP予定です。