vol.56 私立高校入試 親の心構え5

現中学3年生の私立高校入試が始まりました。

茨城県内にある私立高校の推薦入試や、佐賀県にある私立高校の専願入試(弊社コンサル会員の方が受験しました)など、すでに終了した入試もあります。

 

多くの受験生が受ける千葉県・茨城県の私立高校入試(単願入試・併願入試)が1月15日から実施され、1月22日からは東京都・神奈川県の私立高校推薦入試と埼玉県の私立高校入試が行われます。受験生はここまで来たら「勉強するしかない!」モードになる一方で、受験生のお父様お母様の不安は日に日に大きくなります。

そこで今回のブログでは『私立高校入試 親の心構え5』をご紹介したいと思います。

 

 

◎私立高校入試期間 親の心構え5

 

①入試直前の1週間は受験する高校のホームページを頻繁にチェック

2021年度入試はコロナ禍ということもあり、試験開始時刻が急遽変更になることも想定しておく必要があります。例えば、慶應義塾女子高校では1月22日に実施される推薦入試において、面接試験のみ中止になり(1月10日公式HP発表)、中央大学附属横浜高校の推薦入試においても面接試験が中止になり書類選考のみに変更されました(1月7日公式HP発表)。入試日1週間前からは受験する高校のホームページをこまめにチェックしましょう。

 

②受験会場には持ってきてはいけないと指示されているもの以外の勉強道具は持参させる

試験会場に入った時に緊張のあまり、知識や公式が頭から抜けてしまうことが少なからずあります。知識や公式をまとめてあるノートや単語カードを試験当日は持参するようにしましょう。

 

③入試当日の朝は、いつも通りの食事を心がける

受験生のお子様を平常心の状態で送り出すことが大切です。入試当日の朝であっても、いつも通りの朝食メニューにしましょう。

 

④第一志望以外の私立高校入試の合格・不合格に、親が一喜一憂しすぎない。

第一志望校以外の私立チャレンジ校に奇跡的に合格し、お母様が大喜び!その日の夜にお赤飯を炊いてしまった…というケースが過去にありました。お母様がここまで舞い上がってしまうと、受験生本人も緊張感が消えてしまいます。その結果、肝心な第一志望の高校に不合格。こういうケースを私はこれまでに何度も経験してきました。受験生の深層心理には「親の期待に応えたい!」という思いが強くありますから、第一志望校の入試まではお子様の前では、できる限り冷静でいることが大切です。

 

⑤合格後の延納手続きを忘れない

私立高校入試で合格すると第一志望ではない限り、公立高校入試の合格発表日翌日まで、その私立高校に入学する権利を保持しておくことが可能です。そのためには入学金等の延納手続きが必要です。延納金がいらない私立高校は多くなりましたが、未だに延納金を課す私立高校も存在します。この延納手続きは私立高校によって方法が異なりますので、十分注意が必要です。

 

 

以上5項目を受験生のお子様がいらっしゃる皆さんには、ぜひ意識していただきたいと思います。