vol.59 D判定から2週間で合格を勝ち取る方法

各都県公立高校入試まであと2週間です。

東京都立高校一般入試 2/21
千葉県公立高校入試 2/24・2/25
埼玉県公立高校入試 2/26
茨城県公立高校入試 3/3~3/4

受験生の皆さんからすると「もう2週間しかないない。」と感じるかもしれませんが、受験のプロである私からすると「まだ2週間もある!」と考えます。

そこで「公立模試でD判定だった…受かるかな。」と不安になっている皆さんが、これから2週間でどんな勉強をすれば合格をたぐりよせることができるか?についてお話したいと思います。

 

(1)それぞれの教科で何点を取るか決める

各公立高校の合格最低ライン(5教科テスト+内申点の合算+α)が、例年何点ぐらいであるかを皆さんは知っていますか?もしも知らない場合は、通っている塾の先生や中学校の先生に確認しましょう。その情報から「自分が5教科テストで何点を取れば合格できるか?」を知り、さらに「その点数をクリアするために、それぞれの教科で何点を取れば良いか?」という無理のない現実的な目標点を決めましょう。

 

(2)それぞれの教科で設定した点数を取る攻め方を考える

合格最低ラインをクリアするために各教科で何点を取るか?が決まったら、今度はそれぞれの教科のテストをどう攻めるか?を考えます。例えば80点を取りに行くのであれば、20点分は間違えて良いことになります。入試問題の中には「いくら考えても答えが出ない問題」や「毎回間違える問題」が存在するはずです。そういう問題は思い切って、捨てましょう。捨てるということは、最初から解かない!ということです。いくら考えても解けない問題に限られた試験時間を費やす必要はありません。いつも同じタイプの問題で間違える…という場合はそのタイプの問題を、試験本番でも捨ててしまい、それ以外の「確実に正解すべき問題」に時間をかけるべきです。正解する問題と捨てる問題を分けましょう。

 

(3)これまでに受験してきた公立模試の不正解問題をもう1回解く

「勉強時間は少なくないのに、点数が上がらない。」という受験生は少なくありません。勉強量は多いのになぜ点数が上がらないか。それはピンポイントで、あなたの弱点を克服する勉強ができていないからです。「今さら自分の弱点なんてわからない。」という方は、これまでに受験してきた公立模試の不正解問題をもう1回解いてみてください。解くのは国語(漢字のみ)・数学・英語(文法問題のみ)・理科・社会です。公立模試に出題された問題が、入試本番で出題されるというケースもあります。ですから、自身の弱点がしっかり克服できているかをチェックするためにも、公立模試の不正解問題をもう1回解いてみることをオススメします。

 

(4)公立模試の不正解問題から広げる勉強

公立模試の不正解問題をもう1回解いてみて、正解できなかった場合は「点数アップのチャンス」とポジティブに捉えましょう。不正解問題に関連する知識を覚え直したり、似ている問題をあなたが持っている問題集から見つけ出しトレーニングする。それこそがピンポイントの勉強になります。入試本番までにやっておくべき勉強はコレです!

 

以上4点を大切にして勉強してくださいね。