vol.63 日東駒専 大学附属高校(首都圏)2021年度入試倍率

 

早稲田大学や慶應義塾大学、MARCHの附属高校の入試が大激戦になっていることは皆様もご存知だと思いますが…日東駒専の附属高校入試もジワジワと難化しています。

 

2021年3月22日時点で公表されている日東駒専の附属高校(首都圏)の入試倍率です。

◎日東駒専 大学附属高校(首都圏)2021年度入試倍率

高校名 最寄駅 入試の種類 性別 倍率 備考
日大習志野 北習志野駅 A入試 男女 1.23 第一志望入試
B入試 男女 2.06
日大鶴ケ丘 明大前駅 推薦入試Ⅰ 男女 1.0 単願 面接のみ
推薦入試Ⅱ 男女 3.0 単願 面接・3科試験
一般入試 男子 1.1
女子 1.0
日大櫻ヶ丘 下高井戸駅 推薦入試 男女 1.0
一般入試A 男女 2.1 2/10実施
一般入試B 男女 2.7 2/12実施
千葉日大第一 津田沼駅 推薦入試 男女 特進1.00

進学1.32

一般入試 男女 2.00
土浦日大 土浦駅 単願推薦入試 男女 1.06
併願一般入試 男女 1.09
専修大学松戸 北松戸駅 一般入試 男女 2.33 A類スライド合格者を含む

※日大第一、日大第二、日大第三、日大豊山、東洋大京北、東洋大牛久、駒澤大学高、専修大学附属は2021年度入試倍率を2021年3月22日時点で未公表

 

まだ2021年度入試の倍率を公表していない日東駒専の附属高校が8校あります(汗)。

皆様に注目していただきたいのは、推薦入試やA入試と呼ばれる第一志望者を対象とする入試の倍率です。日東駒専が実施する推薦入試(A入試)は、高校が示す成績基準(中3時の通知表であるケースが多い)をクリアしていれば基本的には合格できる入試でした。ところがここ数年、募集定員を超える数の第一志望者が各校に殺到するため、成績基準をクリアしていても不合格になるケースが見られるようになっています。

例えば、日大習志野高校。

第一志望の生徒を対象とするA入試の募集定員が180名、それ以外の生徒を対象とするB入試の募集定員が190名。A入試には受験資格となる成績基準(中3通知表 1学期もしくは2学期、2期生なら前期)があります。

 

◎日大習志野高校 A推薦入試 受験基準

(1)国語・社会・数学・理科・英語の5教科の5段階評定の合計が「20」以上。ただし、すべての教科(9科)に「2」・「1」がないこと

(2)中学校3カ年の欠席日数が「20」日以内であること。(3年次は11月末日で算出)

 

日大習志野高校のA入試では定員180名に対して受験生が集まり過ぎたため、例年になく不合格者が出ました。日大習志野高校は全国にある日大の附属校の中で最も偏差値が高い学校です。日大に進学する生徒が31.3%で、国公立大学に44名合格するなど進学校の一面も持っています。そんな高校に、中学校の通知表が5科オール4平均あれば、推薦入試で合格・入学できるというのはかなりオイシイと言えるでしょう。

 

早慶、MARCHの附属高校だけでなく、日東駒専の附属高校入試も年々難化し高倍率化しています。この流れは2022年度入試でも続くと思いますので、十分な対策をしていきましょう。