vol.64 早稲田大学・慶應義塾大学 各附属高校 2021年度入試倍率

 

2021年3月29日時点で発表されている早稲田大学・慶應義塾大学の各附属高校 2021年度入試倍率をまとめました。慶応義塾高校、慶應義塾志木高校、早稲田摂陵高校はまだ入試倍率を公表していません。

 

◎早稲田大学・慶応義塾大学 各附属高校 2021年度入試倍率
2021年3月29日判明分

高校名 入試の種類 性別 倍率 備考
早稲田大学

高等学院

自己推薦入試 男子 2.35 第一志望入試
一般入試 男子 2.30
早稲田大学

本庄高等学院

α選抜 男子 2.51 自己推薦
女子 5.61
一般入試 男子 2.45
女子 3.19
I選抜 男女 3.85 帰国生自己推薦
帰国生入試 男子 2.50
女子 2.47
早稲田実業 推薦入試 男子 1.80 スポーツ・文化

指定校

女子 1.40
一般入試 男子 2.74
女子 4.04
帰国生入試 男子 1.95
女子 5.25
早稲田佐賀 専願入試 男女 2.54 九州入試(5科入試)
男女 2.36 首都圏入試(3科入試)
併願入試 男女 1.43 九州入試(5科入試)
男女 1.47 首都圏入試(3科5科選択入試)
慶應義塾女子 推薦入試 女子 5.0
一般入試 女子 3.37
帰国生入試 女子 2.43
慶應義塾

湘南藤沢

全国枠 男女 2.03 繰り上げ合格者4名含む
帰国枠 男女 2.69 繰り上げ合格者9名含む

 

私の主観でしかありませんが、早稲田大学・慶應義塾大学の附属高入試において最も難しいと感じるのは、慶應義塾女子高校と早稲田大学本庄高等学院です。慶応義塾女子高校は駿台模試で偏差値70(3科)をコンスタントに取っていても、安全とは言えない難しさです。一方で、早稲田大学本庄高等学院は2月9日に入試を実施&二次試験を廃止して以降、最難関国公私立高校を志望する受験生がこぞって受験するようになっています。ただ早稲田大学本庄高等学院は合格発表後、3月初旬まで繰り上げ合格者を多数出します。ですから繰り上げ合格者数を含めると入試倍率はもう少し低くなりますが、正規合格するのはとても難しいです。早稲田大学本庄高等学院の人気は受験日程の面だけでなく、学校の校風そのものにも理由があります。学校の雰囲気等については、また後日このブログで述べたいと思います。

 

早稲田大学・慶應義塾大学の附属校で穴場的存在なのが、早稲田大学系属早稲田佐賀高校です。最近では首都圏にある多くの塾が合格者を出していますので、早稲田佐賀という名前を聞いたことがある方は少なくないと思います。早稲田佐賀は60%程度の生徒が首都圏出身者で、男子寮・女子寮ともに完備されています。食事については、朝食・夕食だけでなく昼食(お弁当)も寮生には寮から運ばれるそうです。高校は唐津城の麓に位置し、目の前には海が広がります。自然豊かな環境で勉強や部活動に熱中するには最高の環境と言えるでしょう。また、50%の生徒が早稲田大学に進学することができます。早稲田大学高等学院や早稲田大学本庄高等学院のように100%というわけにはいきませんが、入試の難易度(偏差値)の低さを考えると早稲田佐賀という選択肢を受験校・進学校の選択肢に入れることは「あり!」だと私は思います。