塾・教育関係者対象の高校説明会がチラホラ始まりますが、やはりオンライン形式で実施する高校が今年も多そうです。
コロナの終息がまだ見通せない現状で、高校説明会をオンライン形式で実施するのは仕方のないことではあります。ただ、やはりその高校の良さを体感するためには、実際に高校に行くことが一番です。おそらく今年度も生徒・保護者の方を対象とする高校説明会は完全予約制などで、少しずつ実施されると思いますが、気軽に高校に行って見学することができないという状況は歯がゆいですよね。
そんな皆様のために、高校に関する情報をこのブログや会員制メールマガジン(メルマガではさらに詳しく書いています)で随時ご紹介していきたいと考えております。今回は、成城学園高校と成蹊高校のご紹介です。
※高校名の横にあるカッコ内の数値は進学研究会Vもぎ偏差値です
成城学園(共学校 男57女58)
2021年度入試倍率
【推薦入試】男子2.5 女子2.81
【一般入試】男子4.00 女子3.04
成城学園高校は小田急小田原線の成城学園前駅で下車します。横浜駅から40分、品川駅から36分、立川駅から35分、大宮駅から50分、柏駅から65分と多方面から十分通うことができる場所に位置します。駅から成城学園正門まで徒歩4分、正門から成城学園高校まで徒歩4分の計8分で駅から高校に到着します。制服は男子のみ指定(紳士としてスーツ&ネクタイ)で、女子は「襟と袖がある服装」という条件がありますが制服はありません。校風が自由で、60~70%の生徒が成城大学に進学するのびのびした学校生活。人気が出ないわけがないですよね。ちなみに推薦入試の受験資格基準は、中3の通知表9科36です。推薦入試の試験は作文(小論600字)・面接・グループ討論で、学科試験はありません。推薦入試は男女ともに倍率3倍をうかがう激戦、一般入試は男子4倍、女子も3倍超えとまさに超激戦です。
成蹊(63)
推薦入試 男子1.9 女子1.6
一般入試 男子2.2 女子1.8
帰国生入試 男子2.7 女子2.0
最寄駅が吉祥寺駅で、駅から徒歩15分(1.2km)。成蹊大学の附属校で安定した人気を誇ります。成蹊高校の特徴は約70%の生徒が他大学への進学を希望する点です。
大学合格実績はかなり優秀です。2021年度大学入試(現役合格に限定)において、東大1、東北大1をはじめ国公立大学に12名合格、早稲田24、慶應義塾17、上智28、東京理科大10など最難関私大にも多くの現役合格者を出しています。さらに注目すべきは、医歯薬系の学部学科への現役合格者数です。医学部医学科10名、歯薬獣医学部28名が現役合格しています。大学附属校でありながら、これだけの大学合格実績を出している高校は貴重な存在と言えます。在校生の多様な進路希望に対応できるだけの指導システムが成蹊高校にはあると言えるでしょう。