vol.70 中央大学附属高校

 

つい1時間前に、中央大学附属高校のオンライン説明会(塾・教育関係者対象)が実施されました。中央大学附属高校の最寄り駅は武蔵小金井駅です。千葉県にお住まいの方ですと電車で片道1時間40分程度かかりますが、神奈川県や埼玉県にお住まいの方であれば十分通学圏内の学校と言えます。では、説明会で得られた情報をコンパクトにしてご紹介します。

 

【入試情報】

[推薦入試]

・受験者数推移 2019年度424名⇒2020年度304名⇒2021年度263名

・2021年度 推薦入試倍率 男子3.38倍 女子2.30倍

・2021年度 推薦入試合格者内申

男子合格者(34名)内申平均値42.4

女子合格者(64名)内申平均値43.1

 

[一般入試]

・受験者数推移 2019年度868名⇒2020年度646名⇒2021年度556名

・2021年度 一般入試倍率 男子2.72倍 女子3.61倍

・補欠合格候補者 男子48名・女子54名⇒男子10名・女子19名が繰り上げ合格

 

推薦入試・一般入試ともに2019年度をピークに受験者数は減少傾向にあります。推薦入試は内申点×4+数学テスト+英語テスト=300点満点に、小論文(課題文型小論文60分600字)を加えた形で合否判定が出ます。ですから多くの他私立高校のように、内申点だけで合格がある程度見えてくる推薦入試ではありません。早く合格して進学する高校を決めてしまいたいと考える受験生が敬遠することもあって、受験者が減少したと考えられます。

 

 中央大学附属高校は附属4校の中でも異色な学校と言えます。男女ともに制服はなく、金髪やピアスも生徒の個性としてある程度認められています。一方で、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校ということで理系の生徒が研究活動に勤しむことができる環境も整っています。既存の高校というイメージに縛られず、生徒自身が自らの研究活動や部活動をとことん楽しむことができる。中央大学附属高校がこれだけ人気があるのも納得がいきますね。