先日、法政大学高校のオンライン説明会に参加しました。
法政大学高校の最寄り駅は吉祥寺駅で、そこから路線バスに乗って高校に到着します。
毎年約90％の生徒が法政大学に進学します。最近では大学附属校と言っても、他大学進学に力を入れている学校もありますが、法政大学は昔ながらの純粋な大学附属校と言えます。
2021年度入試の実質倍率は、推薦入試4.2倍、一般入試3.6倍でした。受験者数は昨年度比で、推薦入試35％増、一般入試で29％増。人気の高さがこの数字からもわかります。
法政大学高校の入試は、中学校の通知表次第でもらえる加点の多さが特徴です。
①推薦入試（出願資格：中３ 9科38以上）で不合格になり、一般入試を受験する場合
⇒+20点加点
②一般入試加点制度
⇒中３ 9科32以上で+10点、9科36以上で+20点、9科40以上で+30点
例えば、中３通知表が9科38の受験生が推薦入試で不合格になり、一般入試を再受験する場合、一般入試では
推薦受験者としての+20点 + 一般入試加点生徒+20点 =合計40点
40点が一般入試において加点されることになります。
法政大学高校における学校生活の主な特徴は、下記の４点です。
〇高校３年間、文系・理系コースに分けない。
〇必修選択授業を高２・高３で実施し、生徒自身が時間割を組み立てることを重視。
高２、高３では将来の自分の進路にあわせて、自然科学や人文・社会科学、語学など様々な領域から選択して学習（高２で週４時間、高３で週10時間）。選択授業の中には、マスコミやビジネス、法学や簿記など大学で学ぶ教養の入門的な内容を学習できるものもあります。大学のようにテーマごとにゼミが設置され、文献の輪読や調査、討論発表なども行います。
〇高３では放課後に法政大学の授業を聴講する機会を与えられます。
〇法政大学への進学が内定した後の高３ ３学期には、卒業論文や卒業レポートを作成する。
90％の生徒が法政大学に進学するため、非常にのんびりしている校風です。法政大学への進学を考えている受験生にはオススメの１校と言えますね。