vol.76 模試で「D判定」でも受かる方法

現中学3年生が受ける私立高校入試がスタートするまで、残り2ヶ月になりました。

受験生はもちろん、お父さんお母さんも何とも言えない不安と日々葛藤されていることでしょう。

中学3年生の皆さんは、この1年間で色々な模試を受けてきたと思います。

例えば、東京都立高校や千葉県公立高校を受験するみなさんは『Vもぎ(そっくり模試)』、埼玉県公立高校を受験するみなさんであれば『北辰テスト』、最難関国私立高校を受験するのであれば『駿台模試』を受けてきた方が多いと思います。

 

『Vもぎ(都立そっくり模試・千葉県立そっくり模試)』『北辰テスト』『駿台模試』は受験のプロである私から見ても、かなりの精度で本物の入試に似ていると思います。正確に言うと「本番の試験よりも、少し難しいかな~?」と感じる問題も多々あるのですが、受験生にとっては良い練習になる模試だと思います。

 

どの模試でも「合格判定」は出ます。基本的に合格判定は、S→A→B→C→D→Eの5段階で判定されるわけですが(駿台模試は合格可能性MAX80%までのパーセント表示)、S判定というのは滅多にでません。ここ最近の模試でS判定を取った人は、この先は読まなくても大丈夫です。

 

A判定・B判定もほぼ大丈夫でしょう。県立そっくり模試は基本的に判定が厳しめに出るような仕組みなので、B判定であっても基本的に合格できると思います。

 

やはり精神的にダメージが大きいのはD判定・E判定ですね。特にE判定。

公立高校を受験するみなさんは、もし1月実施の模試でE判定だったとしたら、併願受験する私立高校の合格状況によっては、受験する公立高校を変更した方が良いかもしれません。もちろん、1月初旬に受験する最後の模試が終わってから公立入試までの約1ヶ月間で、学力は一気に伸びる可能性はありますが、私から見るとD判定とE判定の間にはとても大きな差があるように感じるからです。

 

一方で、D判定。

D判定だった人は、これから都立入試・県立入試までの約1ヶ月間で合格をたぐり寄せることは十分に可能です。実際に私の教え子でもD判定から合格を勝ち取った生徒は多くいます。

では、今からどんな勉強をすれば良いのでしょう?

私から2つだけポイントをお伝えします。

 

【ポイント①】 もう一度、自分の弱点をピンポイントで確認しよう

例えば、Vもぎの個人成績票であれば、成績票ウラ側が重要です。各教科各問題の〇×が表になっています。その×問題の単元名・分野名を確認します。その単元・分野こそが、みなさんの「伸びしろ」です。不正解問題の解き直しをすることはもちろんですが、理科や社会であれば抜けていた知識を再インプットしておきましょう。ただ機械的に問題集を解くだけの勉強はしないようにしましょう。

 

【ポイント②】 中学校の教科書を読む時間を毎日つくる

「え?今さら学校の教科書~!?」と思ったアナタ。そんなアナタには自分が想像している以上に「伸びしろ」があります。なぜなら教科書にこそ、公立高校入試で問われる知識がたーっくさん載っているからです。ご存知の通り、公立高校の入試問題は中学校の学習範囲=教科書から出題されます。この教科書を執筆しているのは、その教科のスペシャリスト。ですから、一見すると簡単なように書かれていますが、実はとても奥が深いんです。

数学の定理や法則を図入りで解説していたり、英会話でよく使う表現をイラスト入りで説明していたり。特に大切なのは、理科や社会の教科書です。理科のコラムページや地理のグラフ、歴史の資料ページは必ず目を通しておきましょう。

直前にこそ、こういった基礎知識(と言いつつ、実は学校の教科書はかなりレベルが高いのですが)

をしっかりと確認しておくと+10点、+20点を入試本番でゲットできるはずです。

 

この2点が、D判定から合格をたぐりよせる今すぐできる勉強のポイントです。

入試が始まる1分1秒前まで自分の合格を信じて、勉強を楽しみましょう。