vol.81『青山学院高等部 入試最新情報』

青山学院高等部に2年ぶりに訪れ、高校入試の最新情報を聞いてきました。
ちょうどこの日は中間テスト期間中だったようで、私が訪れた時間帯は生徒たちがテスト終了後に帰宅するタイミングでした。生徒の様子を見ていたのですが、とても爽やかな男子女子ばかりでした。青山学院高等部の最新入試情報を箇条書きにすると次の通りです。

◎青山学院高等部 入試最新情報
① 推薦入試
・募集人員 男女あわせて70名
・適性検査 マークシート方式で3科を60分で一気に解く
適性検査試験には国語の古文、英語リスニングは出題されません。
・面接試験 生徒:先生=1:2 1人あたり10~12分
質問事項は一般的で「中学時代に何をがんばったか?」「どんな成功・失敗をしたか?またその経験から何を学んだのか?」等々。ちなみに多くの塾で面談対策をして、ロボットのように完璧な回答をする受験生が少なくありません。面接試験では「自分の言葉で自らの考えや意見を話す受験生」を高く評価します。
・推薦基準 中3の2学期9科 男子38以上・女子41以上
2022年度推薦入試では、女子で中3通知表9科45の受験生が最も多かったが、9科45でも半分の生徒しか合格しませんでした。男子受験生の合格ボリュームゾーンは9科41~42。
・推薦入試倍率
男子 2020年度2.14→2021年度2.69→2022年度2.27
女子 2020年度3.40→2021年度4.37→2022年度4.47
推薦入試の倍率は隔年で上下する現象が起こりますが、2022年度女子は2年連続で倍率が上昇しました。

② 一般入試
・募集人員 男女あわせて80名
・例年2/12に入試を実施しているが2023年2月12日は日曜日のため、2/11(土)に入試を実施する。
・合格確実ボーダーは3科220点。
・2022年度入試では正規合格者数(男子101名 女子102名)を減らした。その分、補欠合格候補者を多く出した(候補者数 男子61名 女子50名)。実際に繰り上げ合格になった生徒数は、男子17番まで、女子13番まで。
・一般入試倍率
男子 2020年度3.98→2021年度3.14→2022年度3.67
女子 2020年度4.23→2021年度4.51→2022年度5.09
2022年度入試では正規合格者数を絞ったため、男女ともに入試倍率が上昇。女子はついに5倍を超える大激戦になった。

青山学院高等部の2023年度入試で注目すべきポイントは、「2023年度入試限定で、一般入試日が2/11実施に変更されること」です。この変更によって一般入試日が重複する私立高校が発生します。
具体的な高校名を挙げると、慶應義塾志木高校二次試験(男子校)、早稲田大学高等学院(男子校)、中央大学高校(共学校)の3校です。
また、一般入試倍率が例年4倍前後になる中央大学高校(共学校)とも入試日が重なりますので、男女共に受験生が分散することが予想されます。
2/11入試日の受験者分散がどこまで進むかまだわかりませんが、2023年度入試は「2/11青山学院高等部 一般入試」によって、大きな動きがありそうです。

※ 今回のブログは、イデアル会員制メールマガジン2022年6月7日号より一部抜粋しました

イデアル会員制メールマガジン
詳細は ▶︎ コチラ


青山学院大学正門。
高等部はキャンパスの奥にあります。