vol.94 令和6年度から千葉県公立高校入試が変わります

 

学習コーチ&受験コンサルタント菊地健哲です。
小学生・中学生・高校生の個別学習コーチングをしつつ、最近では私立高校だけでなく、私立中学校にも訪れて取材しています。
私立中学校はそれぞれの学校の特徴がはっきりしていて、新たな発見に日々遭遇しています。

さて、今回は現中学3年生が受験する『令和6年度 千葉県公立高校入学者選抜』における変更点についてお話します。

変更点とはズバリ
千葉県公立高校入試が
『マークシート式及び記述式問題による学力検査』になる!
ということです。
千葉県教育委員会の狙いは明確ですよね。
「採点ミスをゼロにする」ことです。
記号問題は自動採点にして、記述問題については採点者2名が1枚の答案(記述問題のみ)を採点する。そしてホストPCが記述問題の2つの採点データを照合し、相違があった場合には再採点。
記号問題の採点を自動化させることで、記述問題の採点に多くの人材を充てることができるわけですね。

デジタル採点システムのイメージ
(2系統の採点、点検を含む。)(PDF:163.7KB)

千葉県ホームページ : 千葉県教育委員会ページより

では、受験生の皆さんはどんな対応が必要になるか?
ハッキリ言いますと
「特別な準備はいらない!」です。
マークシート式で答える問題に、今の中学生は慣れています。
英語検定などの各種検定試験や模擬試験、さらには中学校の定期テスト(一部マークシート式を導入)でマークシート式の問題をよく見ています。
さらに私立高校入試においても、マークシート式を導入している学校は数多くありますから、皆さんが受験する私立高校の入試過去問を解くことでマークシート式に十分対応できるようになるでしょう。

念のため、千葉県教育委員会から2023年8月28日に発表された「マークシート式・記述式答案の見本」を載せておきますね。

マークシート式及び記述式問題による学力検査の実施について(PDF:716.4KB)
千葉県ホームページ : 千葉県教育委員会ページより

というわけで、現中学3年生から千葉県公立高校入試は、マークシート式と記述式が混じった答案になりますが怖がらなくて大丈夫だよ!というお話でした。