こうしたお子様に関する不安を少しでも解消していただくため、本ブログの中で、皆様のお役に立つような情報をご提供していきたいと思います。
本日のテーマは「家庭学習の質」です。
2020年5月7日から学校が再開されるかは不透明な状況です。
これほど長期間のあいだ、学校に行かない、学校の授業がないという経験は子どもにも、大人の私たちにもありません。
この「わからない」「知らない」という心理は、大きなストレスを生み出します。
だからこそ今、お父様お母様とお子様の間で、シンプルかつ効果的な「家庭学習ルール」が必要です。
1、勉強するものと期限をはっきりさせ、親子で共有する
子どもにただ「勉強しなさい!」と言っても、効果は期待できません。
ですから、具体的に
①どの教科
②どの問題集、どのプリント
③何ページまでやるか、プリント何枚やるか
④終わらせる期限日はいつか
を親子で明確にしましょう。
小学校や中学校から出された課題であれば、一覧表が学校から配布されているはずです。
それを冷蔵庫とか、家の中の掲示ボードとかに貼っておくだけでもOKです。
2、勉強する時刻・時間帯を決める
勉強する時間帯を親子で決めておけば、 「勉強やったの?」「やったよ!」と親子で言い合いになることも減るはずです。
一番良いのは、『1時間 分散型』です。
丸一日、家にいると仮定して
①午前8時~12時
②午後1時~6時
③午後7時~10時
この①~③の時間帯で、それぞれ1時間ずつ勉強する時間帯を設定する
一気に3時間も勉強するとなると大変ですが、このように1時間を3つに分けると、子どもが感じる精神的負担も軽くなります。
3、5分10分単位で時間をはかる
これは私がこれまでに教えてきた受験生に評判が良かった手法です。
やり方はとても簡単です。
問題集を解く時に、
1ページ 10分
大問1個 8分
と細かく時間設定するだけです。
勉強していると、ついダラダラして時間ばかり過ぎていく…なんてことがよくあります。
でもこのように1ページ単位、大問1個ごとに時間設定をすれば、ある程度の緊張感が生まれ、テキパキ勉強が進むはずです。
4、終わった勉強項目にはシールを貼るなどして達成感
学校から出されている課題一覧表に、終わったものにはシールを貼ったり色を塗る。
すごくシンプルですが、子どもが達成感を目で感じることができれば、その後のヤル気にもつながります。
以上4つです。
とても簡単な習慣なので、ぜひトライしてみてください。